こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
骨折して入院中の友達のお見舞いに行ったら、
サイドテーブルに無造作にメガネが、
ああぁ、ずれ落ちそうや。
「今度来るときメガネ立て持って来るわ」と
約束したので、急いで作ります。
Contents
ヌメ革の準備をします。
メガネ立て、深さが10㎝くらい、半径が3.5㎝くらいの筒形にします。
直径が7㎝だと
7×3.14=21.98 なので、ヌメ革の大きさは
24×11.5を用意しました。
ヌメ革に色付けする時はしっかり湿らせます。
カービング出来たので色塗りしましょう。
しっかり湿らせますよ。
クラフト社のグレーを10倍位に薄めて、
影になる部分や濃くしたいところにぬります。
染料は混色すると深みが出て立体感がでます。
花に好きな色をぬります。結構薄めていますよ。
色は一色を薄めるのでなく、混色したほうが、
深みがでて、奥行がでます。
地の色はいろんな色を塗りました。
ちょっと薄いんじゃない?って気がするでしょう。
拭き染めしたらしっかりした色になるからね。
拭き染めは原液を使います。これも混色します。
布は白い綿(ブロード等)が良いです。
アンティック剤を塗るので、バインダーで、防染します。
全体にバインダーを塗りました。
こげ茶のアドカラー(今は廃番でありません)を塗って柔らかい布で拭き取りましたよ。
ティッシュペーパーを少し湿らせて図案を拭くとアンティック剤が取れます。
花の色が明るくなりました。
アンティック剤を塗った刷毛は
すぐに洗う事、洗えない場合は水に浸けておいて
後で洗う事、そのままにしておくと、カチカチになって
使いものにならなくなります。
1.6㎝のヌメ革を使っていますからちょっと薄いです。
芯材を貼りますからヌメ革の裏にボンドを付けています。
芯が貼れたらその上にピックスエードをはります。
寸法に裁断したら、コバ剤を塗る。
仕立て作業に進みます。
コバ剤が乾いたら筒になるように、よくつくボンドで貼り合わせます。
クロスステッチで閉じるので2列に穴を開けます。必ず偶数。
クロスステッチでかがり。
底の型紙を作ります。
ここまで出来たら、底の型紙作りです。
まず、底の内のりを測ります。
内のりが21.2㎝でした。
21.2÷3.14=6.75・・・
直径6.8㎝として、半径3.4㎝の円が底の型紙です。
外側の底(ヌメ革)
芯 (床革)
内側の底(ピックスエード)
3枚を貼り合わせます。
底の付け方はいろいろありますが軽い物入れですから
一番簡単な貼り合わせにします。
軽いメガネ等でしたらこれで充分です。
底の周りと、本体の底5㎜のところにボンドを付けて
貼り合わせます。
丁寧にしたい場合は「駒合わせ縫い」とかがありますが、
ちょっと面倒です。
出来上がりです。
まとめ
底の型紙は筒型が出来た時、内のりを測ってから
円の計算をして作ります。
底は厚みがあるほうが貼り合わせる時
ボンドをつける巾が広くなってしっかり貼れるので
厚さ5㎜はあるよう芯等で調整しましょう。