こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
最近、カードって増えまくりで入れるところに四苦八苦します。
何時、必要になるかわからないので、なるべく携帯したいですよね。
ネジ止めで簡単に作れるカードケースを作りました。
ヌメ革にバラのカービングで豪華な物が出来ました。
バラの花には染色しています。
見て下さいね。
Contents
ヌメ革を準備します。
カードケースの寸法は17㎝×11㎝です。
ヌメ革は実寸より周り1㎝くらい大きくですから19㎝×13㎝用意します。
トレースしてスーベルカッターで図案をカットします。
スーベルカッターは研がなくて、良く切れるのでセラミックの刃を使っています。
カービングしますよ。
それぞれの刻印を打ち、
葉に葉脈をカットします。
刻印104と104-2を使い地の部分の盛り上がっている部分を平にします。
ヌメ革は傷が付きやすいので、
地の部分にE326で地模様のように隙間なくうちます。
バラの葉らしく葉の周りに飾り切りをします。
これで、カービング完成です。
バラに色付けします。
クラフト社のグレーを10倍くらいに薄めた色で葉の
中心辺り等に塗り、もっと薄めた色をバラの花びらの
所どころに塗ります。
ローパスバチックの黄色を薄めて所どころ、好きなところに塗る。
色んな色を塗ると楽しいですよ。
青味赤に空か青をほんの少し混ぜてきれいな紫に。
これも、所どころに塗ります。
エンジ色を薄めた色に先ほど作った紫が余っていれば、
少し混ぜてバラの残りの部分を塗ります。
葉の色も塗ります。
地の色はお好きな色で。
ここでは、コードバンを極々薄く薄めた色を塗っています。
拭き染めの工程です。
拭き染めは原液を薄めずに使いますよ。
布(白の木綿の布が最適)に染料を含ませて、
強弱、アクセントをつけたりぼかしたりします。
拭き染めが終わったらアンティック仕上げをするので
バインダーを全体に塗ります。
注意 バインダーやレザーフィックスを塗った筆はすぐに水に浸けるか、綺麗に洗わないと 固まって使いものにならなくなります。結構値段がしますから大切に使いましょうね。
バインダーが乾くのを待って、アドカラー(今は廃番になっています。)を
塗り、素早く柔らかい布で拭き取ります。
乾くのが早いので素早く拭く事。
付き過ぎたと思ったら、ティッシュペーパーに少し水を含ませて
拭くとある程度は取れます。
カービングした線の部分にアンティック剤が付いてクッキリとしています。
仕立ての工程です。
裏にアメブタを貼って寸法にカットします。
3ミリレースで巻きかがりをしますから、3ミリのレースパンチで穴開けします。
巻きかがりはコバの部分が見えるので
地と同じような色を塗っておきます。
パンチで開けた穴は針が通り難いのでレースキリで突いておきます。
カードケースとネジです。(カードケースは6枚)
ネジ用の穴を1枚に開け、残りも合わせてあけます。
表になる方からネジを入れる。
ネジの足の部分にケースを6枚入れる。
裏側の革をかぶせてネジで止める。
出来上がりです。
ネジはもっと長い物がありますから、
ケースの枚数を増やして沢山カードを入れられるようにするといいですよ。
その時はヌメ革の寸法を大きくしてくださいね。