こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
ポケットがいっぱいあるバッグって嬉しくないですか?
こっちのポッケにこれ入れてあっちのポッケにあれ入れて、あっちとこっちでふたあつ。もっともっと欲しいです。
「ふしぎなポケット」って童謡ありましたねえ。ビスケットが増えるポケット?お札が増えるポケットがあったらどんなにいいことか。たま~にポケットの隅に百円玉が一つころがっていたりすると何か得した気分になったりして(もともと自分のものなのに)。
あっと、横道それてました。
ファスナーの寸法直しが済んだのでポケット作りに励みます。
ヌメ革に染色してファスナー押さえの革を準備します。革の裏に直に描きました。直線ですから直角定規を使って正確に描きます
4隅正確に直角間違いなくですよ。
真ん中にファスナーを付ける穴を開けます。ハトメ抜き40号が1.2ミリですから、これを使います。ハトメ抜きがない場合は四角に切り抜いて下さい。
ファスナーの穴の両端が開きました。
直線部分はカッターで慎重に切り抜きます。コバは簡単にコバ処理剤を使いました。
バッグの革に貼り付けますからファスナー革の裏に両面テープを貼ります。2㎜の両面テープが最高ですよ。端から2㎜だと縫い目の穴の邪魔になりません。
2㎜の両面テープは仕立ての強い味方です。
2㎜の両面テープはレザークラフト他すべての手芸の仕立てに役立つテープです。
バッグの革にファスナーの位置をしるしておいてファスナー革を貼り付けます。貼り付けたら外回りだけ菱目打ちで縫い穴を開けます。
菱目打ちで穴が開いたら縫いますね。
糸は必ずロウを引きます。
縫う時には必ずロウを引きます。糸を持って上にピンと立つくらいにロウを引きましょう。
ロウが少ないと縫っている間に撚りが戻ってつぶれてしまい、きれいな縫い目になりません。
現在、手縫いブームでロウ引きの糸が沢山売られるようになりました。多すぎるほどロウが引かれていますから一度布でしごくといいでしょう。
ファスナー革の外回りが縫えましたらファスナー革に合わせてバッグの革を切り抜きます。
その次、ファスナーを貼り付けます。
ファスナーが付いたら裏返してポケット布をボンドでも両面テープでもいいですから貼り付けます。
ポケット布が貼りついたら表に返してファスナーの下の部分だけ菱目で穴を開けます。銀ペンの印があるところまで開けて下さい。銀ペンの印から上の部分は開けたら駄目です。私はうっかりしていて間違ってファスナーの上まで開けてしまいました。
銀ペンの印の所から銀ペンの印迄縫います。縫えたらポケット布の縫い目にボンドを付けてポケット布をバッグの底の方へ折り返します。(私が間違えてファスナーの上の部分に穴を開けたためポケット布に穴が開いてしましました。
底へ向けて折ったポケット布を今度は上へ折ってファスナーの上の部分に貼り付けます。
ファスナー革の銀ペンの印の上の部分に菱目打ちで縫い穴を開けて縫います。
殆ど出来上がりですよ。
裏に返して今縫ったポケット布の針穴の所にボンドを付けておきます。脇を縫ってファスナーの引手を付けたら出来上がりです。
大切な事 ポケット布に菱目で穴を開けると布が切れてほつれやすくなっているので、ほつれ防止の為にボンドをつけておくことが大切です。ポケット布には穴を開けず縫ってもいいです。