こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
風景のカービング(フィギアカービング)しました。
刻印で風景を表現するの楽しいんですよ。一本の刻印を打つことで、草原になったり、木になったり、森になったり、見た目複雑そうでもコツをつかむと以外と簡単です。
今回は、カービングした風景に染色していく工程を丁寧にご紹介します。
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ヌメ革に綺麗な色を付けるには、
染料は極々薄く水で薄めてから塗り進めます。
1色では深みが出ないので何色も混ぜ合わせて使います。
山の稜線、建物の影になりそうなところ、草原とか木の所どころに、薄めた鼠色を塗ります。この鼠色が立体感を出したり色に深みを加えたりと、いい仕事するんです。
カービングした革に色付けする時、わたしは、最初にこの鼠色を薄めた色を必ずぬります。(クラフト染料の鼠色)
クラフト社の鼠色は透明感があり下塗りには最適です。
全体に鼠色で影等が塗れたら、草原から塗ってみましょう。
少し明るくしたいので、緑の中でも明るい若草色の薄めた色(クラフト社が綺麗な色です。)を所どころに、ぬります。
ローパスバチックのワサビ+緑+マロン等を薄めて草原、木等に色を埋めていきます。マロンを薄めた色も所どころに。
遠くの杉の木など濃い色にするなどして遠近感をだしましょう。
建物の壁塗りましたよ。壁は極々薄くがいいです。黄茶、茶、鼠、等薄めてベージュ色が作れると、嬉しいかぎり。思っている色に近い色が作れると嬉しいです。
屋根はお好きな色で。小さな屋根なので明るい色付けが全体が明るくなって良です。
山は草原を塗った色に鼠、マロン等加えて、極々薄めてさっと塗りました。
湖は空色+クラフト染料の鼠+ワサビ等ほんの少しずつ、極々薄く。
空はすべての色が極々薄くです。黄、空、緑、赤、(何かしら混色してますよ。)わたしは、溶き皿にある色を筆に、ちょいと付けて混ぜるので、同じ色は二度とできません。
これで筆塗りの工程は終わりです。
ヌメ革に綺麗な色を染色するには、染料はとにかく薄めて何度も塗り重ねることです。
そして、立体感を出すために混色して色を作りましょう。
この次は拭き染といって、白い布(木綿)に原液をつけて、しっかり色をつけていく工程です。