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ヌメ革の染色! カービングしたヌメ革に筆で丁寧に色付けしよう

こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。

ヌメ革にカービングして染色したものと、色革を使って、

ショルダーバッグ作ろうと思います。

ショルダーバッグの外ポケットのフタ部分をヌメ革にカービングして

アクセントを付けたいと思います。

Contents

ヌメ革にカービングします。

 

ヌメ革に染色する時は革をしっかり濡らします。

カービングする時は、軽く湿らす程度です。

ヌメ革を濡らさずに染色することもあります。

今回は水性染料を水で薄めて、ぼかした感じに染めるので

しっかり濡らします。

 

染料の準備をします。

今回、クラフト社や誠和のローパスバチック等の水性染料を使います。

 

クラフト社の鼠色を1滴↓

上の1滴の皿に水を入れます。10倍くらいかな?

かなり」薄めです。

塗る前に必ず革を湿らします。

花や葉の影になる部分や濃くしたい部分に薄めた鼠色を塗ります。

ヌメ革がしっかり湿っていないと、綺麗にぼかせません。

乾いてきたら、こまめに湿らせましょう。

 

花びらの重なり合った部分にも塗りましょう。

次、エンジ色2滴↓

エンジ色2滴の皿に+こげ茶色1滴↓

水を3滴くらいかな? 鼠色ほどは薄めません。

別の皿に少し取り分けて、もう少し薄めます。

薄めた方の染料でバラの花びらをぼかしながら塗ります。

湿らせるのを忘れないようにね。

次、花びらを塗った染料に鼠色を1滴入れて、葉を塗ります。

 

最初に鼠色を塗った部分が、いい具合に濃くなっています。

ヌメ革が、乾いた状態↓ 乾くと色が薄くなります。

革が乾くと塗った色が薄めになる事を覚えておくと、いいですよ。

次、模様以外の地を黒色に染色します。

一度塗り終わったところ↓ 革が湿っていると塗った色が

濃く見えるので乾かしてから様子を見ます。

 

下の写真、乾いたところです。まだらです。

1度塗りでは真っ黒になりません。

最低でも3回は塗らないと…。結構時間がかかります。

3回目、やっと塗りムラが無くなったようです。

黒色は薄めず原液を使用。

模様に黒染料が付かないよう細心の注意が必要です。

注意して塗ったのですが、筆が、ぴって跳ねて黒染料が

バラの花びらに飛んでしまいました。

それでも軽傷のほうです。

模様部分のふき染

模様部分は薄めに塗っているので、濃くするために

布に原液を付けて、染色します。

皿にはエンジ色1滴とそれより少しのこげ茶色が入っています。

布に少し付けて濃くしたい部分にこすり付けます。

 

拭き染めが終わって、染色の工程が終わりました。

ヌメ革の染色のまとめです

いろいろな染色方法があります。そのうちの一つの方法を

ご紹介させて頂きました。

カービングしたヌメ革に綺麗で楽しい色を付けるには

革を濡らす事が必要です。

ヌメ革にカービングする時もある程度湿ってないと

綺麗なカービングは出来ません。

ヌメ革を濡らす事を心配する方もいらっしゃると思いますが

カービングして染色する多くの方は、いつも、革を湿らせて

多くの作品を作っています。

安心して革を湿らせて、レザークラフトを楽しんでください。

seka