ヌメ革そのものの色を好む人、カービングしたヌメ革に綺麗な色をつけて楽しむ人それぞれです。私はどちらも好きで染色はよくします
こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
まず革を湿らせます。刻印を打つ時や濃い色をつける時はあまり湿らせませんが模様をぼかして塗る私はしっかり湿らせます。乾いたら又水バケで湿らせて模様の中で色の境がつかないようにします。
染料には水性、油性、ペースト状等いろいろあります。今回の色付けは水性のローパスバチック(誠和社)使用、 私は薄い染料で何度も何度も塗り重ねてぼかし染するので、 塗り始めは5倍くらいに薄めるでしょうかね。計るわけではなく感覚ですので何度も色付けしてるうちに解ってくると思います。
色は一色だけでなく、もし緑色を塗るのでしたら緑+わさび+マロンとか少しずつ混色して作った色を塗ると作品に深みがでて「うわっ!いいやん」ってなりますよ。
混色も何度もしている間にわかってきますから失敗を恐れずチャレンジしてください。
メガネケースになります。地色の茶色も原液ではなく少し薄めて、もちろん混色してます。地色を塗る時はなるべくムラにならないよう何度も塗るといいです。
湿っている時は濃い色でムラも解らないですから乾かして様子を見ましょう。
下の作品は途中の段階ではすごくド派手ですが、ご心配なくアンティック仕上げで渋くなります
左側が完成したもの。 右側が途中です。
クラフト社の「エコーポーチ」に貼り付けです。
ヌメ革の色付けはとても時間がかかりますが、塗っていく過程も楽しいですし出来上がりが綺麗で満足、「うわ~綺麗」って自画自賛間違いなしです。