こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。
革の製品の仕立てにはかがり仕立てをよく使います。
かがりとは、二枚の革に穴をあけ、革レースでつなぎ合わせる方法の事です。
一枚の革の縁の飾りにも使うことがあります。
ダブルステッチはしっかりと仕上がるのでバックなどの仕立てによく使います。
3ミリレースをよく使い、かがる長さの6~7倍必要です。
美しくかがるためには一直線上に等間隔に並んだ正確な穴あけが必要です。
ディバイダーで穴を開ける印の線をつけます。
3ミリレースでかがりますから3ミリレース用のレースパンチで穴あけします。
カーブをかがる時、直線をかがる時と同じに一目に一回通すのではレースの長さより製品のカーブの長さが少し長くなるので、ひきつれをおこします。
それを防ぐために丸印のところで、一目に二回レースを通します。
ひきつれず綺麗にかがれています。
角の部分が丸くなく直角、又は直角にちかい状態の時は角の一目に3回通すと、ひきつれず綺麗にかがれます。(わたしは、製品によっては一目に3回通すとゴロゴロして見栄えが悪い時は角の3目に2回ずつ通します。)
決まりはありませんのでスッキリと見栄え良くかがれるよう工夫してください。
次は底のカーブです。下図はひきつれず綺麗にかがれています。
下図はカーブなのに一目に二回入れずにかがった場合です。かがりの上の部分がひきつれて内にまいこんでいます。(bのところです。)
ひきつれず綺麗にかがれています。
だぶったり、ひきつれたりせづ見栄えよく、かがれればいいのですから綺麗でなければ、ほどいてやり直せばいいのです。「少々いいや」と妥協せず、誰がみても綺麗に仕立てが出来ているなと思うような作品作りを心掛け、いろいろ工夫して素敵な作品を作ってください。
ダブルステッチでレースをつなぐ時つなぎ目がわからない綺麗なつなぎ方を紹介します。