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レザークラフト ヌメ革にカービングして色付け♪ 印鑑ケース作りました。

 

こんにちは。ほぼ日々革まみれのsekaです。

最近はマイナンバーが出来たり、免許証があったり

印鑑を持ち歩く事が少なくなりました。

でも、絶対必要な時に、人目を引くこじゃれたケースを

パチンと開けてハンコを出すっていいと思いません?

手作りの革の印鑑ケースなんてプレゼントされたら

きっと胸キュンキュンされちゃいます。

Contents

こじゃれた印鑑ケース作りますよ。

口金に革を入れる工程が嫌いで、

最近、面倒くさくて作ってなかったですが、

作り方を詳しくupしたら、お役に立てるかもと

急きょ、作成しました。

ヌメ革の準備です。

まず 口金に付属の型紙の大きさより少し大きめに革を切ります。

(大きめに切るのは革は濡らすと少し縮むからね。周りに7ミリくらい大きく)

型紙にあるヘリ返しの部分は無しにする方が仕立ては楽ですよ。

ヌメ革に図案を写してカービングはじめます。

革に傷があったので、風景のカービングにしました。

草など細かく打つので傷がかくれんぼですよ。

図案がとにかく小さいので、べベラはベイリーキングを使っています。

(通常刻印より少し高いですが、細かく綺麗に打てます。)

建物の壁、のっぺらぼうでは寂しいのでちょっとザラザラ感

打ちましたよ。刻印「A105」

窓も作りましょうね。楽しいです。

刻印 「O43」 「S634」 もう一本は番号無しの極小窓。

 

次、草、樹々等打ちます。

草を打つ刻印は色々ありますが今回は小さく、打つところが

少ないので通常刻印の「F993」だけ使いました。

革は打つ時、跳ねるので、文鎮のような物で押さえるといいですよ。

カービング終わりました。

右側の杉の木の刻印は「P368]です。

 

カービングしたヌメ革に色を付ける方法。

使う染料は水性のローパスバチック、クラフト染料を使います。

まず、影になるっぽいところ、色に深みを持たせたいところに

極々薄い鼠色をぬりますね。絶対薄くですよ。

上にぬる色に溶け込むよう薄くです。

草は明るくしたいなら、クラフト社の若草色を薄めて、

渋くしたいなら、ローパスバチックの「わさび」+「ディープグリーン」+「マロン」

等混ぜて薄めます。

後で原液で拭き染めしますから絶対濃くならないように。

家に好きな色をぬります。

山は草原の色をちょっと暗くして、もっと薄めてさらっとぬります。

 

空は単なる空色一色だけでなく赤や黄色等薄めて虹色のように塗ると綺麗です。

拭き染めは布に原液を付けてアクセントをつけましたよ。

小さいので、ほんと説明しにくいですね。

大きいサイズの作品の時に詳しく説明します。

裏革はピックスエードを使っています。

のり付きの合成裏地が売られていますがおすすめ出来ません。

 

口金付けの付け方です。

型紙に合わせて革をきったら

仮に入れてみて、ピッタリだったら仕立て開始。

一度口金から革を外して

口金の革を入れるところにボンドを付けます。

下の写真の両端の底になる部分にコバ処理剤を塗ります。

(型紙のヘリ返しを切り落としたところ。)

 

ボンドが付いたら革を入れて付属のこよりも

一緒に口金入れ工具を使っていれます。(こよりは半分くらいに割いて下さい。)

こよりを入れる作業が嫌いです。中々うまく入らない(>_<)

 

 

こよりが見えなく綺麗に入ったら工具 口金つぶしを使って口金の端をつぶしておきます。

 

革が綺麗にはいりました。

よく見て下さいね。

口金と革の間(底の部分)に隙間があるでしょう。

 

隙が開いていたら口金の端を軽くたたいて下さい。力を入れ過ぎると潰れてしまいます。

バインダーを塗って乾いたらレザーフィックスを塗って出来上がりです。

まとめ

付属のこよりは半分くらいに割かないときつくて口金に入りません。

革の厚みによってこよりの太さを加減して下さい。

裏革はピックスエードが柔らかく印鑑を傷つけないので最適。

合成の裏地は使っているうちに、ボロボロとはがれてきます。

 

seka